
【デュアルライフ】西宮本宅+赤穂別宅を賢く買う|資金計画と建物チェック完全版
最終更新日:2026年4月24日
「西宮の便利な暮らしも手放したくない。でも週末は、家族で海や自然の中にいたい——」
「2拠点生活って憧れるけど、2軒分のローンや維持費、現実的に成立するの?」
そんなご相談を、最近とても多くいただきます。
西宮×赤穂のデュアルライフを実際に送っているピット不動産が、失敗しない物件の選び方・資金計画の組み方を、建築士・FPの視点からリアルに解説します。
- わかること①:西宮(本宅)と赤穂(別宅)、それぞれで建築士がチェックすべき急所の違い
- わかること②:デュアルライフで「後から追加費用が発覚」しないための資金計画の組み方
- わかること③:住宅ローン・セカンドハウスローン・自己資金、どの組み合わせが正解かの判断基準
- 西宮での暮らしを続けながら、赤穂など地方にも拠点を持ちたいと考えている方
- デュアルライフに憧れはあるが、コスト・建物リスク・ローン設計がまだ整理できていない方
- 赤穂の古家・中古マンションの購入を検討しているが、建物の状態に不安がある方
デュアルライフで後悔する人が陥る、2つの失敗パターン
「西宮と赤穂の2拠点生活を始めたけれど、思ったより大変だった」というケースには、ほぼ共通した原因があります。物件探しに夢中になるあまり、お金と建物の「見えないリスク」を後回しにしてしまうことです。
失敗パターン①:物件価格だけ見て「トータルコスト」を見落とす
「赤穂の古家が300万円で買えた!」と喜んでいたら、入居後に雨漏りとシロアリ被害が発覚。さらに下水道が未整備で浄化槽の設置工事が必要になり、結果的に追加で450万円超の費用が発生——これは実際によくある相談事例です。
古家・中古物件には「住める状態にするまでのリフォーム費用」が物件価格とは別にかかります。この費用を購入前に把握しておかないと、西宮の住宅ローンと二重になった時点で家計が一気に圧迫されます。
失敗パターン②:ランニングコストの想定漏れ
デュアルライフでは、物件購入後も継続的にお金がかかります。西宮のマンションなら管理費・修繕積立金・駐車場代。赤穂の拠点なら固定資産税・光熱費の基本料・草刈りや定期管理の費用——これらが月々積み重なります。
さらに移動費(新快速・高速代)も年換算すると相当な金額になります。西宮駅〜播州赤穂駅間をJRで往復すると片道1,700円前後。月2回往復するだけで年間約8万円のコストになります。こうした費用を事前にシミュレーションせずに購入に踏み切ると、「想像していたより生活が苦しい」という結果になりやすいです。
実際にあったご相談:Bさんご夫婦のケース
Bさん(夫33歳・妻31歳/共働き/子どもはこれから)
西宮北口駅近のマンションに住みながら、赤穂の古家(築40年・木造)を700万円で購入検討。世帯年収は約780万円。「価格が安く、リノベして週末の拠点にしたい」とLINEで相談をいただいた。
失敗しないデュアルライフの「4つの判断軸」
西宮と赤穂、それぞれ物件の性質がまったく異なります。建築士・FPの視点から、エリア別に見るべきポイントを整理します。
①西宮(本宅):マンションは「管理の質」で選ぶ
西宮で購入する本宅マンションは、「将来売れる・貸せる資産」としての側面を持ちます。資産価値を守るために、建築士がチェックする3点があります。
- 大規模修繕の履歴:12〜15年周期で適切に行われているか。修繕記録がない物件は管理組合が機能していない可能性がある。
- 配管の更新状況:築20年超では給排水管の劣化が進んでいるケースが多い。更新済みかどうかで将来のリフォームコストが大きく変わる。
- 修繕積立金の残高:積立不足の管理組合は、将来的に「一時金徴収」や「積立金の大幅値上げ」のリスクがある。重要事項説明書で必ず確認する。
西宮エリアの資産価値については、【西宮】資産価値が落ちにくい家とは?建築士が教える3つの共通点も合わせてご覧ください。
②赤穂(別宅):古家は「インスペクション」が必須
赤穂の坂越・御崎エリアなどに残る古家・中古戸建ては、瀬戸内の温暖な気候の一方で、湿気・塩害・シロアリのリスクを持ちます。「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ建築士によるインスペクションで、購入前にリスクを数値化することが不可欠です。
| チェック項目 | 赤穂古家で特に注意すべき理由 | 発覚した場合の対処コスト目安 |
|---|---|---|
| 基礎・床下の腐朽 | 湿気の多い地域特性。床下換気が不十分な物件が多い | 床下防湿工事:20〜50万円 |
| シロアリ被害 | 築30年超の木造は被害リスクが高い。瀬戸内沿岸部は特に要注意 | シロアリ駆除+補修:30〜100万円 |
| 断熱性能 | 古い木造は断熱材が入っていないケースも。冬の光熱費に直結 | 断熱補強工事:100〜250万円 |
| 下水道・浄化槽 | エリアによって下水道未整備の箇所がある。浄化槽設置は高額 | 浄化槽設置:80〜150万円 |
| 屋根・外壁の劣化 | 塩害による金属部品の腐食・瓦のずれが多い | 屋根補修〜葺き替え:50〜200万円 |
※上記コストはあくまで目安です。実際の状況により大きく異なります。購入前に必ず建築士によるインスペクションを実施してください。
③資金計画:ローンの「組み合わせ」を先に決める
デュアルライフの資金計画で最初に決めるべきは、2軒のローンをどう組むかです。主な選択肢は3パターンあります。
| パターン | 概要 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ①住宅ローン+セカンドハウスローン | 西宮本宅に住宅ローン、赤穂別宅にセカンドハウスローン | 赤穂物件の価格が高め(500万円超)で、自己資金に余裕がない場合 | セカンドハウスローンは住宅ローン控除の対象外。金利も若干高め |
| ②住宅ローン+自己資金(現金購入) | 西宮本宅に住宅ローン、赤穂別宅は現金一括 | 赤穂物件が低価格(〜300万円)で自己資金が十分ある場合 | 手元資金が減るため、リフォーム予備費・教育費との兼ね合いを要試算 |
| ③段階取得(先に1軒ずつ) | 西宮本宅のローン残高が減ってから赤穂物件を購入 | 現時点の借入余力に不安がある場合・焦らず進めたい場合 | 赤穂の良い物件が売れてしまうリスクはある |
どのパターンが正解かは、世帯収入・年齢・教育費のタイミング・西宮物件のローン残高によって異なります。FPとして「片方の収入が減っても返せるか」「教育費ピーク時に2軒分の維持費が重ならないか」を必ずシミュレーションします。諸費用の試算については西宮北口・甲子園口で異なる諸費用|建築士が教える『本当の予算設定』も参考にしてください。
- 赤穂物件のリフォーム費用は「物件価格とは別に」試算する:築30年超の木造古家の場合、物件価格が安くても修繕・リフォーム費用が数百万円単位で発生するケースがあります。物件価格の高低にかかわらず建物の状態によって費用は大きく変わるため、必ず購入前にインスペクション+概算見積を取得してください。
④移動コスト・維持費:年間でいくらかかるかを先に計算する
デュアルライフは「購入時」より「その後の維持費」が家計に効いてきます。以下は月2回、週末に赤穂へ移動するケースの年間コスト試算例です。
- JR交通費(西宮〜播州赤穂往復×24回):約8〜10万円
- 赤穂物件の光熱費基本料・固定資産税等:約10〜15万円
- 草刈り・定期管理(不在時):約3〜6万円
- 合計年間コスト目安:約21〜31万円(月換算:約1.8〜2.6万円)
この維持費が家計に無理なく収まるかは、西宮本宅のローン返済と合算してシミュレーションする必要があります。気になる方はLINEでご相談ください。なぜ西宮と赤穂?実際に住む建築士・FPが語る、デュアルライフの始め方と注意点もあわせてご覧ください。
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自分たちのデュアルライフは「成立する」?セルフチェックで確認しよう
ここまで読んで、「では自分たちはどうだろう?」と思った方のために、判断基準となるチェック項目をご紹介します。
- チェック①:片方の収入が一時的に減っても、2拠点分の返済・維持費を払えるか(育休・転職などを想定)
- チェック②:赤穂物件のリフォーム費用を含めたトータルコストで、手元に「生活費6ヶ月分以上」の自己資金が残るか
- チェック③:西宮本宅のローン残高と世帯収入のバランスで、セカンドハウスローンの審査が通る見込みがあるか
- チェック④:移動・維持費を加算した月々の支出が、手取り収入の30%以内に収まっているか
- チェック⑤:教育費がピークになる時期(子どもが中学〜大学生)と、2拠点ローンの返済期間が重ならないか
1つでも「確認できていない」項目があれば、まずLINEで相談してみてください。FP・建築士がその場で一緒に整理します。
まとめ
- 西宮本宅は「資産として管理の質」で選ぶ:修繕履歴・配管更新・積立金残高の3点を建築士の目で確認することが資産価値を守る基本です。
- 赤穂別宅は「インスペクション費用を先に予算化」する:物件価格だけで判断すると想定外の追加費用が発生しやすい。取得コストはトータルで試算してください。
- ローンの組み合わせはFP試算で先に決める:住宅ローン+セカンドハウスローン・現金購入・段階取得のどのパターンが安全かは、世帯の状況によって異なります。
- ピット不動産:IT×建築×FPの三視点で、西宮×赤穂のデュアルライフを「成立させる」サポートをします。
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