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【2026年版】住宅ローン審査に落ちる人の特徴|共働きでも通らない本当の理由

【賢くなる】不動産マメ知識

松本 望美

筆者 松本 望美

不動産キャリア3年

専門資格:宅地建物取引士・二級建築士・二級ファイナンシャルプランナー
職歴:リフォームプランナー・リノベーションプランナー・新築戸建住宅開発・不動産売買

不動産の知識のみならず、建築士、FP、ママ目線でもあなたのお家をお探しいたします!
西宮市で、双子を含む子供3人を育てているワーキングママです。

「共働きだから、うちは絶対に審査通るよね」——そう思って事前審査を申し込んだら、まさかのNG。そんなご相談が、ピット不動産には後を絶ちません。

年収が高くても、2人分を合算しても、住宅ローンの審査に落ちるケースは確実に存在します。しかも、その理由の多くは「収入の低さ」ではなく、事前に防げた別のことが原因です。

この記事では、FP・建築士の実務視点から、審査NGになりやすい7つのパターンと、共働き夫婦が特に注意すべき「タイミングの落とし穴」を解説します。申し込みの前にぜひ確認してください。


● この記事でわかること
  • 審査NGになる7パターン:クレカ延滞・育休中・転職・借入件数など、落ちる原因を網羅的に解説します
  • 共働き特有の落とし穴:「年収合算できるはず」が通用しないケースとタイミングの失敗パターンがわかります
  • 事前にできる対策:審査通過率を上げるための信用情報チェック・返済比率計算・申込みタイミングの考え方を具体的に示します
● この記事に向いている方
  • 住宅ローンの事前審査を控えていて、事前に不安を潰しておきたい方
  • 過去に一度審査NGが出て、原因と対策を知りたい方
  • 育休中・転職直後など、タイミング的に審査が不利になる状況にある方
「共働きなら大丈夫」は思い込みのことが多いんです。審査NGの原因は収入ではなく、信用情報や申込みタイミングにあることがほとんど。事前に知っておくだけで、ほぼ防げます!
ピットちゃん

なぜ「共働き」でも住宅ローン審査に落ちるのか

住宅ローンの審査は、「年収が高い=通る」という単純な仕組みではありません。金融機関が見ているのは、「この人は将来にわたって安定して返済できるか」という総合評価です。収入の高さはその一部にすぎず、信用情報・負債の整理状況・収入の継続性・物件の担保価値など、複数の軸で判定されます。

共働き世帯が陥りやすいのは、「2人分の収入があるから余裕」という前提で、見落としやすいリスク要因を放置したまま申し込んでしまうパターンです。特に、妻(または夫)の育休・転職・時短勤務が重なるタイミングで申し込むと、収入合算自体が難しくなるケースも少なくありません。

次のセクションで、実際に審査NGになりやすい7つのパターンを具体的に確認していきましょう。


望美
FP視点でいうと、審査で重視されるのは「収入の絶対額」よりも「収入の安定性と継続性」です。育休明け直後・転職1年未満・フリーランス転向後などは、年収が高くても審査上は「不安定」と判断されやすい。

住宅ローン審査に落ちる7つのパターン

実務で頻繁に見られる審査NGの原因を、7つのパターンに整理しました。「自分には関係ない」と思って読み進めると、意外なところで引っかかっていることがあります。

パターン① クレジットカード・ローンの延滞・滞納履歴がある

住宅ローンの審査では、金融機関がCIC・JICC・KSC(全国銀行個人信用情報センター)という3つの信用情報機関にアクセスし、過去の返済履歴を照会します。クレジットカードの支払い遅延やカードローンの滞納があると、この記録に「異動」として残ります。

重要なのは、延滞を解消してから5年間は情報が残り続けるという点(CIC・JICC基準)です。「もう返済したから大丈夫」と思っていても、延滞解消日から5年が経過していなければ、審査に影響します。「数年前にカードの引き落としを1回失敗した」「奨学金の返済が2ヶ月遅れたことがある」というケースも注意が必要です。

申し込み前に、CICとJICCに自分で開示請求(オンライン可・500円程度)を行い、記録を確認しておくことを強くおすすめします。

パターン② カードローン・消費者金融の残債がある

住宅ローンの審査では、住宅ローン以外のすべての借入れを合算した「総返済負担率」が審査基準になります。カーローン・教育ローン・カードローン・奨学金残債・クレジットカードのリボ払いなど、すべてが対象です。

フラット35を例に取ると、年収400万円以上の場合、総返済負担率が年収の35%以下であることが融資条件となっています(※2026年5月現在)。仮に年収900万円の共働き夫婦でも、カーローンや消費者金融の残債が複数あれば、住宅ローンに回せる枠が大幅に削られます。

「残高が少ないから問題ない」と放置せず、事前に不要な借入れを整理・完済しておくことが得策です。

● 返済比率の計算方法(自己チェック用)
  • 計算式:(住宅ローン年間返済額 + 他のすべての借入れ年間返済額)÷ 年収(額面)× 100
  • フラット35基準:年収400万円以上 → 35%以下、年収400万円未満 → 30%以下(※2026年5月時点)
  • 安全ライン目安:手取りで考えると実質的な生活を圧迫しないため、25%以下に収めるのが理想

パターン③ 転職・独立後、勤続年数が短い

多くの金融機関が、申し込み時点で「勤続1年以上(目安)」を求めています。転職後1年未満での申し込みは、「収入の継続性が不確か」と評価されやすく、審査が厳しくなります。特に、会社員からフリーランス・自営業への転向直後は、確定申告の実績がないと借入れ自体が難しい場合もあります。

転職を検討中の方は、可能であれば住宅ローンの本審査完了後に転職するタイミング設計が有効です。どうしても転職後に申し込む場合は、勤務先の規模・業種・雇用形態(正社員か否か)も審査に影響するため、事前に金融機関への相談をおすすめします。

パターン④ 育休中・時短勤務中に申し込む

共働き世帯にとって特に注意が必要なパターンです。育休中の場合、育児休業給付金は「給与収入」として扱われないため、多くの金融機関では育休期間の収入が年収としてカウントされません。ペアローンで妻側の収入も合算したい場合、妻が育休中だと合算できる年収が大幅に下がることになります。

ただし、フラット35では育休前の収入(休業前年の源泉徴収票記載額)を基準にした審査が可能で、民間銀行でも復職証明書を提出することで、育休前の年収で審査してくれる金融機関もあります。一方でペアローンの場合は、育休中の側の審査が別々に行われるため、条件が厳しくなりやすい点に注意が必要です。

申し込みタイミングは、育休からの復職後6ヶ月〜1年を待ってからが最も審査が通りやすくなります。どうしても育休中に進めたい場合は、フラット35など育休中の申し込みに対応した商品の選択を検討しましょう。

パターン⑤ 勤続年数が1〜2年未満(転職歴が多い)

転職歴が多い、または直近の職歴が短い場合も審査に影響します。金融機関は「同じ職場で継続して働き続けられるか」を重要な判断軸にしており、特に30代で複数回の転職がある場合は、属性の安定性として慎重に評価される傾向があります。

直近の雇用が安定していれば、転職前の経歴についてはさほど問題にならないケースが多いですが、業種・役職・年収が上昇しているキャリアであれば、説明できる材料を準備しておくと審査担当者に好印象を与えやすくなります。

パターン⑥ 希望借入額が収入に対して大きすぎる(返済比率オーバー)

「年収の7〜8倍まで借りられる」という情報を見て、それを上限として申し込むケースは要注意です。借入可能額の上限はあくまで審査が通る最大値であり、実際に無理なく返せる額とは別の話です。特に変動金利で組む場合、金利上昇リスクを考慮した実質的な返済余力を見ておく必要があります。

共働きならではのリスクとして、育休・時短・転職によって一時的に収入が下がる局面が10〜20年の返済期間中に必ず訪れます。現在の2人分の収入が満額続くと仮定して限界まで借りることは、家計の最大のリスクになります。

パターン⑦ 物件の担保評価が低い(違法建築・再建築不可など)

審査の結果は申込者の属性だけでなく、購入物件の担保価値も大きく影響します。再建築不可物件、容積率・建ぺい率オーバーの既存不適格物件、未登記の増築がある物件などは、金融機関の担保評価が低く、融資額が物件価格を大幅に下回ったり、融資自体を断られるケースがあります。

中古物件・古家付き土地を検討している場合は、購入申し込みの前に建築士による現地調査と、金融機関への事前相談を行うことを強くおすすめします。

共働きが特に注意すべき3パターン(まとめ)

パターン リスクの内容 対策・推奨タイミング
育休中の申し込み 育休給付金は年収不算入。ペアローンでは合算額が大幅ダウン 復職後6ヶ月〜1年待つ。どうしても急ぐ場合はフラット35を検討
転職後1年未満 「収入の継続性なし」と判断されやすい。業種変更・フリーランス転向は特に注意 可能なら本審査完了後に転職。転職後なら1年以上の在職後が安全
借入残高の放置 カーローン・奨学金等が総返済比率を押し上げ、住宅ローン枠を圧迫 申し込み前に不要な借入れを完済。残債の少ないものから整理

実際にあったご相談:審査NGから立て直したAさんご夫婦のケース

● 実際のご相談事例

Aさん(夫37歳・妻34歳/共働き/子ども1人)
世帯年収約950万円(夫600万円・妻350万円)。西宮市内の中古マンションを4,200万円で購入予定。事前審査を出したところ、メガバンク・地方銀行2行で相次いで「審査NG」の結果が出た。

NGの原因(相談時に判明)
①妻が第2子の育休中で、ペアローンでの妻側の借入れ審査が通らなかった
②夫名義のカーローン残高280万円・奨学金残高60万円あり、夫単独の返済比率が基準を超えていた
③夫が3年前に転職しており、現職の勤続は3年だったが、複数回の転職歴が審査担当者の判断に影響した(後に確認)

対策と結果
カーローンを繰り上げ完済し、奨学金も残高を一括返済。妻の復職から8ヶ月後に再申し込み。今度は1行目で承認。借入額は当初より300万円下げ、月々の返済に無理のないプランに設計し直した。

望美
Aさんのケースは3つの問題が重なっていました。1つでも先に解消できていれば、最初の審査で通っていた可能性が高いんです。焦って申し込む前に、現状の整理が一番大切です。

ペアローンで気をつけたい落とし穴については、【2026年最新】ペアローンの落とし穴と西宮・樋ノ口エリア攻略法でも詳しく解説しています。

\ 申し込む前に、まず現状を確認しましょう /

信用情報・返済比率・申し込みタイミング、
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申し込み前にセルフチェック:あなたは審査に通りやすい状態ですか?

以下の項目で、自分の現状を確認してみてください。当てはまる数が多いほど、今すぐ対策が必要なサインです。

● 審査前セルフチェック(5問)
  • チェック① 信用情報:過去5年以内に、クレジットカード・ローン・奨学金の支払いを1ヶ月以上延滞したことがある
  • チェック② 借入残高:カーローン・カードローン・奨学金など、住宅ローン以外の借入れが現在も残っている
  • チェック③ 育休・時短:夫婦のどちらかが現在育休中・時短勤務中、または今後1年以内に育休を取得予定
  • チェック④ 転職歴:現在の職場の勤続が1年未満、または直近5年で2回以上転職している
  • チェック⑤ 返済比率:希望借入額の年間返済額と既存借入れの合計が、世帯年収の30〜35%を超えそう

0個:現状では審査通過の可能性が高い状態です。次は物件の担保評価と金利タイプの選択を検討しましょう。

1〜2個:解消できる項目から優先して対策を。特に信用情報と借入残高は申し込み前に整理できます。

3個以上:申し込みタイミングを見直すことを強くおすすめします。今動くより、6ヶ月〜1年後に備えた方が結果として早く家を手に入れられるケースが多いです。LINEで個別の状況をお聞かせください。


リチャード
1点補足。住宅ローンの事前審査を複数行に同時申し込みすると、信用情報に「照会履歴」が残ります。短期間に複数の照会が入ると「他行に断られている=信用不安」と判断されやすくなるので、審査は1行ずつ順番に進めるのが基本です。

住宅ローンの金利タイプの選び方については、【2026年4月最新】変動金利1%時代到来!損益分岐点をFPが試算もあわせてご覧ください。

信用情報の自己開示をする方法

申し込み前に自分の信用情報を確認するには、各機関のWebサイトまたはスマートフォンアプリから開示請求ができます。費用は1機関あたり500円程度。住宅ローンの審査では3機関すべてが照会されるため、CIC・JICC・KSCの3機関すべてを確認することを推奨します

延滞情報が残っていた場合は、「いつ消えるか」を逆算して申し込みタイミングを計画することができます。情報は延滞解消日から5年で削除されます(CIC・JICC基準)。

返済比率を自分で計算する手順

返済比率の目安を事前に把握しておくことで、いくら借りられるかの感覚をつかめます。

  1. 現在の借入れ(カーローン・奨学金等)の年間合計返済額を計算する
  2. 希望する住宅ローンの月返済額(概算)×12を加算する
  3. (1+2)÷ 世帯年収(額面) × 100 = 総返済負担率(%)
  4. 35%以下に収まっているか確認する(フラット35基準)

民間銀行の場合、審査金利として変動金利でも3〜4%を想定した計算が行われることがあります。実際の適用金利とは別に審査されるため、想定より借入可能額が下がるケースがある点も注意が必要です。

※金利・制度は変更される場合があります。最新情報は各金融機関にご確認ください。

共働きファミリーのための安全な借入額の考え方は、【2026年版】西宮で住宅ローンを安全に組む方法に詳しくまとめています。

まとめ

  • 審査NGの原因は「年収不足」だけではない:信用情報の傷・借入残債・申し込みタイミングのミスが、実際の審査落ちの主因であることが多い
  • 育休中・転職後1年未満は申し込みタイミングとして不利:収入合算できない・継続性が評価されないなど、共働き特有の落とし穴がある
  • 事前対策で通過率は大きく変わる:信用情報の開示確認・不要な借入れの完済・適切なタイミング設計の3つが、最も効果的な準備
  • 複数行の同時審査は逆効果:照会履歴が信用情報に残るため、1行ずつ慎重に進めることが原則
  • ピット不動産より:FP・建築士の視点で、審査前の状況整理から金融機関の選び方まで、LINEで個別にサポートします。「まず自分たちの状況を確認したい」という段階からお気軽にどうぞ。

チェックリストで2個以上当てはまった方は、申し込みの前にFP・建築士に相談することを強くおすすめします。「今動くべきか、6ヶ月待つべきか」の判断ひとつで、結果は大きく変わります。


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ピットちゃん

審査落ちを防ぎたい方へ。
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