
【賃貸の落とし穴】保証会社・引越費用の裏事情と「賃貸か購入か」FPの判断基準
最終更新日:2026年4月26日
「また更新料…。今年も2か月分か。毎回このたびに"なんで買わなかったんだろう"って思う」
「賃貸の審査に不安があって、そもそも申し込めるか怖い」
——西宮で家探し中の共働きファミリーから、こういう声を本当によく聞きます。
賃貸の知識として知っておくべきこともある。でも実は、賃貸にかかり続けるコストを積み上げると、「もっと早く買っておけばよかった」と気づく方が多いのも事実です。
この記事では、賃貸審査・保証会社の裏事情と引越費用の節約術を正直にお伝えしつつ、「それでも賃貸を選ぶべき人・購入に踏み切るべき人の判断基準」まで、建築士・FPの視点で解説します。
- わかること①:保証会社3種類(信販系・LICC系・独立系)の違いと、審査に落ちたときの対処法
- わかること②:繁忙期・閑散期の引越費用の差と、家族でも使える節約のコツ
- わかること③:賃貸を続けるべき人と、購入に踏み切るべき人を分ける「3つの判断基準」
- 賃貸の審査・保証会社で不安を抱えている方
- 引越費用を少しでも抑えたい共働きファミリーの方
- 「賃貸のままでいいのか、そろそろ買うべきか」迷い始めた方
賃貸を"なんとなく"続けると、気づかぬうちに大きなコストを払い続ける
賃貸には「初期費用が少ない」「身軽に動ける」という明確なメリットがあります。でも、その裏側にある「見えにくいコスト」を計算したことがある方は意外と少ないです。
毎年・2年ごとに積み上がる「賃貸の隠れコスト」
月10万円の家賃で西宮に住んでいるとしましょう。5年住めば家賃だけで600万円。そこに更新料(2年ごとに1〜2か月分)、火災保険の更新費、退去時のクリーニング費が加わります。仮に2年ごとに転居すれば、引越費用も繰り返し発生します。
「賃貸は気楽」は本当ですが、「賃貸は安い」は状況によっては正確ではありません。共働きで世帯年収が安定しているご夫婦ほど、住宅ローンの返済額と手元に残る資産を比較したときに"購入のほうが合理的"というケースが多いのです。
「審査が怖いから」で賃貸を続けている方へ
保証会社の審査に不安を抱えて、良い物件を避けてしまったり、そもそも申し込みに踏み切れない方もいます。でも実は、保証会社には複数の種類があり、正しく知ればほとんどのケースで解決策があります。次のセクションで詳しく解説します。
実際にあったご相談:Bさんご夫婦のケース
Bさん(夫38歳・妻35歳/共働き/子ども2人)
西宮市内の賃貸に5年間在住。月10.5万円の家賃を払い続け、2年ごとに更新料を支払っていた。「そろそろ買いたいけど、昔クレジットカードで延滞したことがある。住宅ローン審査が通るか不安で動けていない」とLINEで相談。FPが5年間の賃貸コストを試算したところ、更新料・引越費・保険料含め約720万円。対して同エリアの中古マンション購入シミュレーションでは、月々の返済額が現在の家賃と同等か下回ることが判明した。
保証会社3種類の違いを知れば「審査落ち」は怖くない
賃貸申込みで多くの人が誤解しているのが、「保証会社は全部同じ」という思い込みです。実は審査基準がまったく異なる3種類があり、どれを使う物件かによって戦略が変わります(※2026年4月時点の情報。各社の審査基準は随時変更されます)。
保証会社3種類の特徴と見分け方
| 種類 | 代表例 | 何を見る? | 落ちやすい人 | 通りやすさ |
|---|---|---|---|---|
| 信販系 | エポス・オリコ・ジャックスなど | CIC・JICCなどの信用情報(クレカ・ローン履歴) | クレカ延滞・債務整理歴がある人 | 厳しい |
| LICC系(協会系) | 全保連・ジェイリース・エルズサポートなど | 加盟会社間の家賃滞納情報(5年間共有) | 過去にLICC加盟会社で滞納した人 | 中程度 |
| 独立系 | 各社独自(物件ごとに異なる) | 自社独自の基準(収入・現在の安定性重視) | 収入が著しく不安定な人 | 比較的柔軟 |
重要なのは、入居者が保証会社を自分で選ぶことは原則できないという点。使える保証会社は物件・管理会社が決めています。ただし、複数の保証会社と提携している物件もあり、「どの保証会社が使えるか」を不動産会社に確認することで、審査に通る物件を絞り込めます。ピット不動産では、お客様の状況に合わせた物件リサーチが可能です。
信販系で落ちた・不安な方が取るべきステップ
- ステップ①:まず自分の信用情報を確認する(CICへの情報開示請求は本人でも可能。手数料1,000円程度)
- ステップ②:延滞情報がある場合、それが信販系に影響するか・消えているかを判断する(延滞完済後5年で消えるケースが多い)
- ステップ③:信販系NGであれば、独立系保証会社を使える物件に絞って探す
- ステップ④:状況を正直に不動産会社(ピット不動産)に伝えて、適切な物件・保証会社を提案してもらう
なお、LICC系の滞納情報は契約終了から5年間データが保存されます。複数の保証会社に同時に審査申込みをすることは、かえってリスクになる場合もあるため、戦略的に動くことが重要です。まずLINEでご相談いただければ、状況に応じた最適な物件リサーチをします。
なお、住宅ローン審査(CIC照会)と賃貸保証会社の審査は別物です。賃貸審査に課題があっても、住宅ローン審査とは要件が異なります。賃貸と購入の判断基準については、こちらの記事も参考にしてください。
引越費用を抑える3つのポイント|繁忙期でも使える実践策
繁忙期(2〜4月)の引越費用は、閑散期(5〜1月)と比べて家族引越しの場合に3〜4割程度高くなるのが実態です(※引越し侍・SUUMOの見積もりデータより。2026年1月時点)。同市内・3人家族の場合、通常期は約8〜10万円、繁忙期の3〜4月は約12〜16万円が目安です。ただし荷物量・業者・距離によって大きく変動するため、複数社の見積もりを必ず取ってください。
①時間指定を外す「フリー便」で費用を下げる
引越し業者に時間指定をしないプランを「フリー便(混載便)」と呼びます。業者側のスケジュールに合わせるため、時間の融通はきかなくなりますが、繁忙期でも費用を抑えやすい選択肢です。特に荷物が少ないご家庭(子どもが小さく家財が少ない段階)に向いています。
②不用品処分は「物件が決まった瞬間」に予約する
3月後半の粗大ゴミ収集は市区町村の回収枠がほぼ埋まります。物件が決まったら、その日のうちに粗大ゴミ回収の申込みを入れてください。特に西宮市は収集日が限られるため、早めに動くのが鉄則です。不用品を減らせれば、引越しの荷物量が減って見積もり額も下がります。
③複数社の相見積もりは「一括比較サービス」で
個別に電話で見積もりを取るのは時間がかかります。共働きで時間が取れないご夫婦には、複数業者に一括で見積もりを依頼できるサービスが便利です。繁忙期でも業者間の価格差は発生するため、相見積もりの効果は十分あります。
- 火災保険:不動産会社指定のプランが割高なことがある。自分で探せば同等補償で安くなるケースも。特に個人賠償責任保険の有無は必ず確認を
- ネット回線:新居に光回線の引込みがあるか事前確認必須。工事が必要な場合、繁忙期は2〜3か月待ちになることも
- 退去時クリーニング:賃貸退去時のハウスクリーニング費用は契約内容次第。敷金から引かれる範囲を事前に把握しておく
賃貸を続けるべき人・購入に踏み切るべき人の判断基準
ここが、この記事で一番伝えたいポイントです。「賃貸か購入か」は感情ではなく、ライフプランと数字で判断するのが正解です。FPとして、多くのご家族と話してきた中で見えてきた判断基準をお伝えします。
賃貸を続けるべき人:3つの条件
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| ①転勤・転職の可能性が3年以内に高い | 購入後すぐに売却すると、諸費用分が回収できず損失が出やすい |
| ②家族構成が大きく変わる予定がある | 子どもの人数・介護の発生など、必要な間取りが変化する可能性があるとき |
| ③自己資金がほぼゼロで頭金を用意できない | フルローンも可能だが、諸費用(購入価格の3〜7%程度)は現金で必要になる |
購入に踏み切るべき人:FPが見る4つのサイン
- サイン①:現在の家賃が月8万円以上で、かつ更新が近い(毎回の更新料がもったいないと感じている)
- サイン②:子どもの就学前・小学校低学年段階で、エリアと学区を固めたい時期に来ている
- サイン③:世帯年収700万円以上で、片方の収入が減っても返済可能なラインが見えている
- サイン④:「3〜5年は動かない」という見通しがある(転勤・転職リスクが低い)
西宮エリアの中古マンション・中古戸建てで、現在の家賃と同等の月々返済額で購入できるケースについては、【賃貸vs購入】西宮の共働きファミリーに建築士・FPが勧める「正解の選び方」で詳しく解説しています。合わせてご確認ください。
\ 賃貸を続けるべきか、もう買い時か? /
あなたの家賃・年収・ライフプランを聞かせてください
FPが「買うべきタイミング」を個別に試算します
「賃貸の審査が不安」「引越し費用を抑えたい」だけでもOK。建築士・FPがその場で返します。
今の賃貸を続けるべきか、セルフチェックで確認しよう
「なんとなく賃貸を続けている」という方に向けて、現状を整理するチェックリストです。いくつ当てはまるか確認してみてください。
- チェック①:今の家賃×12か月+更新料×年数を計算したことがあるか(賃貸の総支払いを"見える化"したか)
- チェック②:片方の収入が減っても、住宅ローンを返済できる金額シミュレーションをしたことがあるか
- チェック③:子どもの就学・学区について「いつまでに住む場所を決めるべきか」の期限を設定しているか
1つでも「していない」があれば、まずその確認からスタートするのがおすすめです。LINEでご相談いただければ、FPがその場でシミュレーションします。マイホーム購入の全体フローは、こちらの7ステップ記事も参考にどうぞ。
まとめ
- 保証会社は3種類:信販系・LICC系・独立系で審査基準がまったく異なる。落ちた場合も「独立系を使える物件」に絞れば解決策がある
- 引越費用は時期で3〜4割変わる:繁忙期(3〜4月)を避けるか、フリー便・相見積もりで対策を。物件が決まったら不用品回収は即予約
- 賃貸か購入かは数字で判断:「月々の返済≦現在の家賃」「転勤リスクが低い」「子の就学タイミング」が揃ったら購入優位
- ピット不動産:IT×建築×FPの三視点で、あなたの「損をしない家探し」を支えます。賃貸の相談も、購入の第一歩も、まずLINEから。
「賃貸か購入か」迷ったら、まずチェックリストから
共働きファミリーが見落としやすいポイントを20項目で整理しました
↓ 賃貸を続けるか・買うかの判断、これで整理できます
共働きファミリー専用・全20項目
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- 片方の収入が減っても返済できる計画になっているか(お金のリスク管理)
- 保育園ルートまで考えたエリア選びができているか(立地の共働き特有チェック)
- 教育費ピークとローン返済が重なる時期を確認したか(ライフプランの落とし穴)
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